D&DEPARTMENT KYOTO by京都造形芸術大学

京都店の話の前に、奥沢の店舗の話をします。


D&departmentの最初の店舗が、東京の世田谷区奥沢という場所にできた頃、

私はそこから歩けるほどの距離にに住んでいました。


前回の京都旅行の記事『PASS THE BATON』 同様に、当時のD&Dは、

新しい売り方、商品価値のつけ方を提案した画期的な店でした。


東京の店舗は「マルニ木工」や「カリモク」の新しい家具を扱う一方で、

リサイクルショップでもあり、

家具や雑貨の販売がメインでありながら、

古着の販売や、最近では「古着を黒く染め直し、D&Dとしての新しい価値をつける」 

ということにも取り組んでいます。


最初に私が驚いたのは、何と言っても 無印良品の中古家具の販売です。

こんな最新の店で、環境にも配慮した 新しい買い物のスタイルを提案しているんんだなあ と、心から感心しました。


当時はイタリアのカッシーナが全盛期?という時代でしたから、

ああいったお金をかけるインテリアに真っ向から

「価値観の違うスタイル」を

提案している訳です。

扱う家具は、新品も国内にこだわっています。

外国製だけがオシャレなの??と言っているのです。


少しして、偶然J‐waveを聴いていたら、

D&Dを作られたばかりのナガオカ  ケンメイさんがスタジオにいらして、

お店のコンセプトについて

「D&Departmentは、高級ではないけれどシンプルで趣味の良いモーテルの部屋 

をイメージしています」

というお話をされていました。


「なるほどね…」と、凄いし、偉いし、新しい…!!

と、ご出演中のナガオカさんに拍手をおくりたい気持ちでした。


できたばかりの頃は、客層はほぼデザイン関係者??笑  くらいの

それらしき人々、特に男性が多かったように思います。


最近は、ドイツ人家族も多いです。(特にダイニング)

奥沢のお隣の田園調布というところは、実はドイツ人が多く住んでいる地域で、

ドイツスクールのバスも駅に送迎にきているような街です。

最近、そんな奥沢の店舗の光景をみて、

元々「リサイクル」が根ざしているお国柄のドイツの方にとっては、

D&Dは受け入れやすいスタイルなのでは、と気づきました。


京都店の話です。

京都店は雑貨販売とダイニングが別の建物になっています。

そして、「佛光寺」というお寺の敷地内という、京都ならではの展開スタイルです。


出入り口の右側が雑貨や食品の販売、左側はギャラリーススペ-スです。

シンプルな清水焼があったり、食品はけずり節や調味料など、京都ならではの商品が沢山!


食堂です。

入って左の畳のお部屋でいただくんです。

【本日のおばんざい定食】のようなメニューだったかと、、

具沢山のお味噌汁

厚揚げを炊いたあんかけ

かぼちゃ煮

さつまいもの炊き込みごはん。

切り干し大根のお漬物(のような?)


とにかくヘルシー!


D&Department 京都店は京都造形芸術大学とコラボした店舗です。

ナガオカ ケンメイさんは京都造形芸術大学の教授でもいらっしゃいますので、

そちらのナガオカさんの研究室の「空間デザインの研究材料」の1つとして

京都店は存在しているようです。


今や、全国に10店舗あるD&Departmentですが、

それぞれが地域の特性を生かしているようですので、

今後 機会があれば他の店舗にも行ってみたいと思っています!!





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