化粧水② (トナー+トナー)のこと
前回はニールズヤードの化粧水に絞った話をしましたので、今回はニールズヤード以外の化粧水の話をします。
海外のオーガニック&ナチュラルコスメにおける「トナー」の意味は、「クレンジング後の更なる洗浄」の役目もあるということは既にお話しましたね。
そして、私が最初にその意味を学んだのがニールズヤードのStepでした。
①ロクシタンのこと
ニールズヤードの次に、私にトナーの意味を教えてくれたのは、当時日本に上陸したばかりのフランスのコスメブランド『ロクシタン』です。
ロクシタンには「イモーテル」という万能ハーブを使ったシリーズがあります。
イモーテルを使っていく中で、「エッセンシャル フェイスウォーター」というトナーに出会いました。
そちらの「エッセンシャル フェイスウォーター」の使い方には、
「やさしく拭き取った後、パッティング」とありました。
つまりこれは、トナーの2度使い『トナー+トナー』のことを言っているんですね。
ロクシタンでは、あまり負担にならないよう同じコットンで拭き取り→パッティング を勧めていましたが、私はその頃は(拭き取った後は汚れが付いてますので)2度目はコットンを裏返してパッティングしてました。
その後、そのロクシタンにもイモーテルシリーズの中で「ブライトフェイスウォーター」という拭き取り化粧水が発売され、トナーを2stepで使うことを勧めるようになりました。
「ブライトフェイスウォーター」は、美白を兼ねたプレ化粧水という位置づけで、余分な角質が取り除かれ、トーンアップできると共に、次の化粧水(エッセンシャルフェイスウォーター)がより浸透しやすい状態になります。
美白効果以外は、ニールズヤードのトナー(ウォーター)とほぼ同じ役目と言っていいと思います。
美白を前面に出している商品ではありましたが、スタッフの説明通り、こちらを使うことで水分保湿の効果もかなり実感できました。
そして、この後のクリームもまた浸透しやすくなるのです。
こうして、私はここでもトナーの2stepの意味を知ることができました。
※現在はこちらのトナーは、『レーヌブランシュ』という新しい美白シリーズの中の
「レーヌブランシュ ブライトフェイスウォーター」という製品になっているようです。
②トナーが1種類だけの、シンプルなオーガニックコスメでは
写真は現在、私が使っているもう1つのトナー。
『キャロルプリースト』の「モイスチャリングトナー ローズ」です。
キャロルプリーストは、ニュージーランドにただ1店舗しかないオーガニックコスメブランド。
ニールズヤードと共に私が最も信頼しているオーガニックコスメです。
アイテムもとてもシンプル。
オイルとアイクリーム以外には、美容液のようなアイテムもなく、使用も保管は冷蔵保存で
3か月以内に使い切ることを勧められます。
このように、本当にシンプルな「真のオーガニックコスメ」という括りに入ってきますと、これはもう漠然と使っていたのではダメです。
工夫して使いこなす ことが必要だと思います。
(今後、クリームやバームの説明の中でこの話はしていきます)
今回はキャロルも「トナー」の話だけにしておきますが、いわゆる海外コスメの
水のような化粧水 です。
日本の普通の化粧水とは全く違います。
このようなトナーの場合、最初にできることの1つが「トナーのダブル使い」です。
先ほど、ロクシタンのトナーの説明であったあのやり方ですね。
「コットンで1度軽く拭き取り、再度保湿」
ロクシタンは2度コットンを使いましたが、キャロルはスプレータイプの化粧水ですから、2度目はスプレー保湿です。
スプレー→ハンドプレス→スプレー→ハンドプレス
このように最低2回ずつはやってください。
ちなみに、前回お話ししたニールズヤードでも、トナー後の「ミスト」では
スプレー→ハンドプレス です。
ハンドプレスについても、1度書きましたが、オーガニックコスメにおいては特に「ハンドプレス」は重要になってきます。
ハンドプレスは皮膚とトナー(もしくはクリーム、バーム)を温め密着させることで、
より深くまでハーブを浸透させる力があります。
これらを「やらないといけないこと」ととらえてしまう方は、オーガニックコスメを無理して使う必要はないと思います。
スルスルと伸びのいいクリーム、とろみをつけた保湿力の高い化粧水、そういった一般的な商品を使ってお肌に合えばそれでいいのです。
手間を「気持ちいいこと」と感じることができれば、使う価値があると思います。
プレスすることでハーブが浸透していくのが分かりますし、肌の弾力もチェックできます。
③トナーをオイルで取りこむ
次にできることが、オイルを使いトナーを浸透させる ことです。
オーガニックに慣れていらっしゃる方なら、「オイルをブースターにしてトナー(化粧水)を取り込む方法」を取り入れている方は多いと思います。
使い方の手順は
A. クレンジング→トナー(拭き取り)→オイル(1~2滴)→トナー(保湿)
B. クレンジング→オイル(1~2滴)→トナー
どちらかというと、やはり拭き取りからしているA.がお勧めです。
④私の使い方
そして、私の場合は、実は A.の[拭き取り]をニールズヤードのトナーにしています。
理由はキャロルの方が高価ですので、拭き取りにキャロルは勿体ないからです。
順番は
クレンジング→トナー(ニールズヤード)→トナー(キャロルプリースト)→クリーム
私は、このシンプルケアを行い、肌周期で時々オイルをプラスしていきます。
前回お話ししたように、「なるべくならオイルたりとも使わないでおく」のが私のやり方です。
シンプルケアをしていく中で、今必要というサインを感じた時だけオイルを使います。
そのためには、「オイルなしで完結できるようなクリーム」を選んでいくことも大切になってきます。
次回は基本STEPの最後となる「クリーム」を取り上げます。
化粧水の話は、基本ステップを一度一通り終わらせた後、補足的に「ローションパックの話」なども詳しくしていきたいと思います。
よろしくお願いします♪
2コメント
2015.10.26 16:20
2015.10.25 09:58