眺めのいい部屋

夕暮れをみるのも、月を眺めるのも好きなのに、最近はゆっくり空を見てないなぁと思う。

私にとっては、都心のど真ん中からの風景は、非日常である。

最近、同じビルから何度も外を眺める機会があり、

「景色を眺めている時間」は、頭の中に「空白」をつくっている時間であり、
知らずに脳をリラックスさせているのではないかしらと思った。


何だかホッとするから。

ぽかーんと ただ景色を眺める。

それが海辺ならば、
広い空や海をみていると、それだけで心が休まるでしょう。

でも、都心の風景には、自然とはまた別の美しさがあると思う。


きっとそれは、景色の中に人がいて、誰かがどこかで何かをしているから。

ちょっとだけ、彼らのエネルギーを分けて貰えるような?そんな感じ。

夜景の灯りは、都市の生命力ともいえる。



ここからの眺めは、様々な悩みを抱えた人々に、どれほどの勇気や希望、不安を慰める時間や、気持ちを切り替えるきっかけを与えているのだろう。




∴「眺めのいい部屋」は80年代の美しいイギリス映画からいただきました。







END


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